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「一瞬で決断できる」シンプル思考を読んでみた!

〜「一瞬で決断できる」シンプル思考〜

 

遠藤選手の決断や思考が書かれています。

日本代表として活躍していた時、遠藤選手のイメージは

足は特別速いわけでもなく、フィジカルも強くないと言う印象だった。

しかし当時は日本代表の心臓と言われていた。今でいうと柴崎選手のポジションと重なります。

 

遠藤選手は「世界を舞台に戦うためには頭をうまく使い、先読みのセンスを発揮するしかなかった」と言っている。

 

この本で伝えようとしている点は三つある。この中の二つは今までテレビで観てきたスポーツ選手の考えとは全く異なっていて驚いた。

 

・まず一つ目が『 ルーティンは作らない』

 

どんな状況下でもベストのパフォーマンス発揮したいという思いから、遠藤選手は昔からルーティンを作らない。

 

からしたら初めてやる事は大変に感じ、繰り返していくうちに昔よりも楽じゃないかな?と思ってしまう。

しかし遠藤選手はルーティンは作らず今この瞬間に専念することを大切にしている。

ルーティンをもってしまうと、それができなくなった場合は、リスクがあると考えている。「ルーティンに縛られてしまうぐらいなら、ルーティンはあえて持たない」そうだ。

 

→ルーティンを持たないことで、今を生きることに専念できる。

 

・二つ目は『 イメトレをしない』

 

 私自身、試合前や試合中の制止時間イメトレを行い、成功していた経験があったのでこの考えにも驚いた。

実際、アスリートはイメージトレーニングを取り入れている人が多い。

 

イメージを持って本番に望むことで、

失敗を恐れず自信を持ってプレイに集中できるというメリットがある。

しかし、それにはデメリットも存在するという。

それはイメージトレーニング通りの展開にならなかった場合、不安な気持ちに落ちてしまう可能性がある。

だから、遠藤選手は試合前何も考えていない。

試合の展開や状況によって戦い方を変えてその場にふさわしい判断をする。 

 

→「先入観に反応しない」そうすることで、固定観念にとらわれず、物事をシンプルに見ることができる。

 

・三つ目は『あきらめる』

 

サッカーにおいて諦めるということは重要なスキルだという。

ミスを犯した時は、落ち込んでくよくよするよりも、

ミスが発生した原因を明らかにして、次につなげた方が生産的である。  

諦める事はそのプロセスを明確にすることでもある。

ここで重要なのがただ諦めるのじゃなくしっかり根拠を持って諦める事。

 

→「あきらめることで、引きずらないし動じない」

 

遠藤選手は他を補うだけの頭があったからこそ長く代表で活躍できたのだと思う。

人の真似をすることもいいが、それだけにこだわってしまうと、臨機応変に対応する事はできない。人と違っててもいいから自分だけの武器を身につけて、社会に出なければと感じた。