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就活生に絶対読んでほしい【コンピテンシー面接マニュアル】

コンピテンシー面接マニュアル】読んでから就活して!


コンピテンシー面接は、対象の人が過去に取った「行動」のみに焦点を当てて評価をしていこうとするものです。 人は環境を変えても行動特性は変わらないため、新しい環境でも過去の環境と近しい行動を取る可能性が高いです。 思考力、動機、知識・経験などの能力は重要ですが、能力が行動に転化されているかを重視します。

簡単に言うと「PDCAのサイクルを回しながら成果を上げられるか」を過去の経験から判断し、人物評価を行う面接ということになります。 人は考えを聞かれると良い答えを言おうとしますが、行動を聞かれると嘘をつけないそうです。 本ではコンピテンシーレベルを以下のように5段階に分けて概念化しています。

レベル1 受動行動 人から指示されるのを待って、言われたことをその通りに実行した。または、自分がやらなくてはならない状況に追い込まれたから仕方なくやった。主体性や思考の一貫性が感じられない、その場しのぎの行動です。
レベル2 通常行動 「この状況なら誰でもそうするだろう」という行動を、やるべき時に行えるレベル。必要最低限の行動を過不足なく行えますが、独自の意図は見られない、普通レベルの行動です。
レベル3 能動・主体的行動 ある状況において、複数の策のなかから自分の意思で最善策を選び、実行できるレベルです。決められたルールのなかで、よりよい成果を出すために何をすればいいのかを考えて選び、実行できます。とった行動の背景には、自分なりの意図や判断基準があります。
レベル4 創造、課題解決行動 状況に即した判断から一段上がり、独創的なアイデアを出し、状況を改善していけるレベルです。創意工夫や状況改善を自ら進んで行い、PDCAサイクルを回して、より高い成果を生み出せます。
レベル5 パラダイム転換行動 斬新な視点で既成概念を覆すアイデアを出せて、より望ましい新たな状況を作り出していけるレベルです。ゼロから価値を生み出すことを期待できます。

本書の前提として10年かけて1人前に育てるといった余裕がないので、早期戦力化のポテンシャルが高い人材を集めましょうという考え方があります。

人の移動が激しく、外的要因の変化も激しいネット業界ではこの考え方は非常に重要な気がしました。